1.6エンジンのオイル漏れ
2019年10月28日
どうもです!谷口です。<(_ _)>
今回ご紹介させて頂くのは、
以前にも書かせて頂いたこのとのあるオイル漏れ
V60やV70に搭載されていた1.6ターボエンジンです。
このエンジンは全く悪くないのですが、樹脂製のカムカバーの所為か
経年劣化での変形が起こるためにオイル漏れがしてきます。
ただ、漏れているのに気づき難い(;^ω^)
ボンネットを開けてエンジンを見ても全く漏れているような感はありません。
オイル交換の時に車両を底から見たときに発見します。
エキゾーストマニホールドの下、ミッション側です。
そして、次がベルトがある側
結構オイルでベタベタになっているんですよ。
エンジン上部から見ても発見出来ないのはエアクリーナーボックスから
ターボに繋がるパイプがそこを隠してしまっているので見えません。
画像のようにインテークパイプを外すと良く見えます。
エキゾーストマニホールドの遮熱板を通ってシリンダー壁面にオイルが
流れ込んでいるので、下から見るとダーって見えるんですね(;´Д`)
そしてこれを換えるにはエンジンの上に付いている部品はもちろん。
インジェクターまで抜かないと作業出来ません。
画像のはインジェクターが1本既に抜けてしまっていますが、
シリンダーヘッドに直接差し込まれているインジェクターの
先端には特殊なシールパッキンが付いています。
高圧縮での燃焼サイクルを繰り返していますから圧縮漏れが起こらないように
このシールパッキンは非常に大切なパーツです。
なので必ずシールキットで部品交換する必要があります。
バラせばこんな状態になります。
あとはキレイに洗浄して、必要箇所に液体ガスケットを塗ってから
新品のパッキンを使って元通りに組みます。
今度はブレーキバキュームポンプです。
右側の黒い変な形のがガスケットです。
漏れている箇所がオイルで濡れていますよね(;´Д`)
これは新品に交換するだけで漏れは止まります。
そして今回は右側のエンジンマウントも交換させて頂きました。
オイル漏れとは関係がありませんが、完全に沈み込んで振動が大きいです。
車体にエンジンの振動がもろに伝わるんですよね。
新品と並べると隙間の違いが一目瞭然でしょう。
左が古い部品で隙間が狭く、エンジンの重みが掛かると完全につぶれて
下の薄いゴムと接触してしまって振動が伝わるようになります。
今回は右側だけを交換しました、できれば左側も同時に交換したほうが
最良でしょう!
交換前と比べれば大幅に振動は軽減されました。
このような感じでオイル漏れが起こっているかもしれません。
漏れが見つかれば早い対応が良いと思います。
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