エアコンが効かない!ガス漏れです。(;´Д`)
2019年08月31日
どうもです!谷口です。<(_ _)>
明日の日曜までは雨空のようですが、その後は数日真夏日になるらしいですね。
車に乗るにはまだまだエアコンは欠かせない存在です。
エアコンは冷えているんだけど、冷えが弱く感じると思われたら・・・
それはおそらくガス漏れです。(;´Д`)
今回はエアコンの修理です。
SB系 V70のオーナー様より同じ状況でご依頼を頂きました。
拝見するとエアコンは冷えてはいますが、効きが弱いと感じます。
運転席と助手席の吹き出しに手を当てると温度差があります。
助手席の方が冷たく感じ、運転席側の方が送風に近い感じがします。
これはガスが漏れているサインですよ。
ガス量が減ると出る症状ですが、中にはコンプレッサーの圧力不足で起こることもあります。
以前からお伝えしていますが、エアコンにはエバポレーターという部品があります。
これが冷たくなってファンからの風を通すことで冷気が出る仕組みです。
エバポレーター前半では冷たく出来ますが、後半部分まで冷たさが持続出来ず
このように運転席、助手席で温度差が生じます。
ガス量が少ないので規定の圧力が得られず冷却力が低下しているためです。
この場合はガスを正常圧付近まで足してやれば機能は回復しますが、ガス漏れは続きます。
コンプレッサーの圧力不良の場合はガスを足しても変化がありません。
今回はコンデンサーに複数の漏れを目視で確認しました。
このコンデンサー。フロントバンパーグリルから見える部品です。
ラジエーターよりも前に付いているんですよ。
装着状態はバンパーを外してみるとこんな感じです。
では、どの辺がガス漏れしているかと言いますと・・・
この若干 黒くシミのようになっている部分が漏れている箇所です。
ガスがシミになっているのではなく、エアコンサイクル内に
ガスと一緒に充てんされているコンプレッサーオイルが付着して
そこにホコリなどが付いていくとこのようになります。
左側にもありました。
コンデンサーのフィンが乾いているのに濡れたようになっている箇所が
ガス漏れしている部分であることが殆どです。
一概に言えないのは道路を走行していますので、何が落ちているが分かりませんからね。(^^;)
実際には取り外す前にガスリークテスターで点検しております。
飛び石もありますが、経年劣化によるものが殆どではないかと思います。
ボルボの以前のモデルではラジエーターやコンデンサーの取付方法が
結構固定されていて走行中に車体に起こる振動や捻りが影響していると思います。
しかもエアコンコンデンサーやターボのインタークーラーも
全てラジエーターに固定して付いていましたので、ラジエーターも傷んでしまい水漏れを起こすことが多いです。
現在の車両では車両側にそれぞれ遊びがある状態で取付られています。
エアコンコンデンサーとパイプが接続される部分のOリングを交換。
必要量のコンプレッサーオイル入れて交換してあります。
ガスを充てんすれば非常によく冷えるエアコンが復活しました。\(^o^)/
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