オイル漏れ(-_-;)
2018年10月08日
どうも!谷口です。<(_ _)>
数日前から暑い日が続いていますねぇ(;´Д`)
日が沈んでもあまり気温が下がらずムシムシします。
季節の変わり目ですので皆さま体調管理をしっかりと
して頂きますように!(^^♪
さて、今回は随分まえにもご紹介したかも知れませんが、
V60 1.6リッターエンジンのオイル漏れです。
まぁオイル漏れと言いましても大量に一気に漏れるようなものではなく、
地味に漏れ続けるタイプです。
エンジンのカムシャフトやバルブ機構を覆ってあるカバーの
ゴムパッキンが痩せて漏れて来ます。
正面からエンジンを見ても分り難いですが、
後ろ側、フロントガラス寄りの方ですね。こっちが低く傾斜しています。
そう言ったことで、一見漏れがあるようには見えませんが
車をリフトアップして下からエンジンを見上げれば垂れたオイルが
あちこちに飛散してしているのが見て取れます。
エンジンアンダーカバーも付いている車両なので余計にご自身では
発見が難しいと思いますね。
原因となる改善作業は昔ながらのパッキンを交換するだけなのですが、
最近のエンジンですのでパッキンにたどり着くまでにいっぱい外します。
化粧カバーにブローバイ系のパイプにインテークパイプ。
イグニッションコイルを取って、その台になっているステーを外します。
そして、直噴エンジンの加圧メカポンプのフューエルラインに
デリバリーパイプと一緒にインジェクターまで抜き取ります。
当然インジェクターのシールやフューエルパイプも交換になります。
フューエルパイプの画像を撮り忘れています。(^-^;
交換するパイプは上の画像のパイプではなく(くの字)型の10cmほどのモノです。
高圧の掛かるパイプですので再利用は漏れる可能性を秘めています。
再利用して組みあがった際、または数日後に漏れても交換の工賃と部品代が必要になります。
ですのでケチらずに交換しておいた方が良いでしょう。
ここまで書くのは簡単に書いていますが、けっこう時間掛かります。(-_-;)
私がこの作業で一番怖い場所がインジェクターの抜き取りです。
スポって抜ける時と、もの凄い頑張ってシリンダーヘッドに引っ付いてるのとあります。
(シリンダーヘッド中央に並んで立っているのがインジェクター)
今回は後者でした・・・それもかなりの強敵でインジェクターが
折れやしないかとビビりまくりですよ(^-^;
画像はインジェクターの先端部分です。
カーボン汚れが付着しているのがお分り頂けると思います。
スパークプラグと同じで直噴エンジンはインジェクター先端も燃焼室内にいます。
そしてカーボンの上にある白っぽいのが超耐熱パッキンです。
このパッキンも交換になりますよ。
インジェクターをシリンダーヘッドから抜かずにヤレばいいじゃないか?
って、思われるかも知れませんが、左右に揺さぶっていますので
パッキンが傷んでいる可能性があります。
その場合、圧縮漏れを起こすかもしれません。なので交換します!
先端のカーボン汚れはこの際なのでキレイに洗浄させて頂きます。
それからまだ外します。バルブタイミングのソレノイドにカムの回転センサー。
そんな苦労した後にやっとカムカバーが外せるようになります。
漏れるとは思っていないので、こういった造りになっているんでしょうが、
漏れたら大変ですよ。たかがカムカバーのパッキン交換で・・・(-_-;)
しかしながら放置は非常にマズイ部分なので発見次第の交換が良いかと思います。
何故マズイのかと言いますと、高熱となるエキゾーストマニホールドや
エキゾーストパイプなどに溜まったオイルが付着します。
オイルだけなら発火するような事はないと思うのですが、
紙などがへばり付いてしまうと燃えることもあります。
ワンズではオイル交換時に見つける事が多いのでお伝え出来ますが、
量販店やガソリンスタンドなどではスルーされがちですのでご注意ください。
オイル漏れのご相談もワンズまで!
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