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V70 T-6ブレーキバキュームポンプオイル漏れ

2017年02月26日

暖かくなったり、寒くなったりの今日この頃・・・

皆さま如何お過ごしでしょうか(^^♪

谷口です。<(_ _)>


さて、今回はそんなに多くないエンジンですが、
V70?やV60などに搭載されていました6気筒の
B6304Tというエンジン!


余計なホースなどは見当たらず、エンジン自体大きいわりには
スッキリとしております。

負圧式のブレーキブースターの負圧のホースすらありません。

では、ブレーキブースターの負圧はどこから得ているのでしょうか?

実は、
エンジンの横にこのような部品が付いています。
これこそが、負圧を発生させる為に設けられたメカポンプです。
インテークカムシャフトの軸上に付けられ、カムの回転により
駆動しております。
潤滑と密閉にはエンジンのオイルをそのまま使用し、
エンジンが掛かってさえいれば常に負圧を生み出します。
以前のV70?などは、エンジンの吸気負圧を利用し、
スロットルバルブが開いて負圧が低下するときには、それを
補うため電動式のバキュームポンプが設定されていました。
こんな複雑な機構にするより、メカポンプにしてしまった方が
簡単ですし故障も少なくリスクを減らすことができますね。
最近はこのようなメカポンプの機構が多くなっております。

しかしながら今回は、このメカポンプからのオイル漏れです。
6気筒エンジンではここからのオイル漏れが多いようです。
オイルが溜まってる
お分りでしょうか? 画像はメカポンプの下でオイルが溜まって
いる部分はATのミッションになります。
ドライブベルトが見えますが、6気筒エンジンを横置きして
いますので、パワステポンプやA/Cコンプレッサーなど
かなり変則的な取り付け方がされています。

さて、オイル漏れの原因であるメカポンプを外します。
    
ボルトは2本で固定されているだけですが、このうちの1本を
外すために色々なものを外さなくてはいけないのです・・・(-_-;)
ちょうど画像では取り付け部分の黒いOリングが見れますが、
オイル漏れが起きているのはこの部分ではありません。

次にこのメカポンプを分解します。
   
既にキレイにしてしまった後ですが、開けると少量のエンジン
オイルがあるだけです。
この本体と蓋との間にあるOリングが劣化して痩せてしまい
オイル漏れが起こっていました。
今回はこのような純正のキットを使用して全部交換します。
    
新しいOリングは形状が変更になっているので改善されたのでしょう。

全部キレイにして組み上げました。
この狭いところをキレイにするのも なかなか面倒です。^^;
当然、エンジンやATの下部もドロドロですので全てキレイ
にして完成です!

非常に気付き難い箇所ですので、定期点検や車検など
是非、ワンズをご利用頂けましたら幸いです。(^^♪

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