オイルパンのガスケット交換しました。
2014年10月31日
太陽が沈むと寒いですね・・・^^;
これからどんどん寒くなるなんて考えただけで拒絶反応(/ω\)
季節の変わり目ですから、皆さんも体調に気を付けてくださいね(*^^)v
谷口です。<(_ _)>
これは、940のエンジンを下側から見た画像です。
オイル漏れが酷かったんです^^;
実は以前にクランクシャフトのリヤオイルシールを交換させて頂きました。
流れ出るようにオイルが漏れていましたからね・・・
しかし、流れ出るようなオイル漏れを直すという事は、
クランクケース内のブローバイガスもそこから漏れてますから、
このブローバイガスも漏れなくなってしまいます。
当然ながらイイ事なのですが、次は弱っているパッキンなどから
クランクケース内圧が上がるとオイルが漏れて来てしまうケースがあります。
今回は以前のような漏れではないですが、出て来てしまったんですね
ブローバイガスを循環させる機構に付く、オイルセパレータータンクと
ターボチャージャーのオイルリターンパイプ。
どれもOリングの劣化です。
漏れ出し箇所の特定は時間が経過してしまうと、そこらじゅうベタベタ
になってしまうので非常に分かり難いのですが、今回は短期間だったのが
幸いしました(;^ω^)
オイルパンのガスケットはこの時点では漏れているのか分かりません。
こういった場合、上からの漏れから対処して行くのがセオリーです。
それで直ればラッキーですからね(^^♪
でも、今回はお客様とのお話でオイルパンのパッキンも交換する事に
なりました。<(_ _)>
それで、上の画像状態です。^^;
オイルパンから剥がしたガスケットです。
もう、ボロボロでした^^;
そして、これがオイルポンプ。
キレイにしてこの状態・・・
写真を撮り忘れましたが、1.5倍ぐらい色んな塊が付いて大きくなってました。
ストレーナーにも固形物が付いていましたので、これらもキレイにとりました。
そして、オイルパン
これもキレイにした後ですが^^;
ヘドロのようなモノがベッタリ付着していて、かなり汚れが激しい状態でした。
少々オイル交換サイクルが長すぎたようですね・・・
オイル交換のサイクルが長いと、今回のようにヘドロのようなモノが
蓄積され、その上 傷んだオイルはシールやOリングといったものを
劣化させてしまいます。
ブローバイガスの量も増えますから、良いことは一つも無いです・・・
B230エンジンですが、アルミヘッドに鋳鉄ブロック、オイルパンは
押し型のスチール製といった昔ながらのエンジンで、触っていると
懐かしい感じがしてイイです(^^♪
でも、この素材違いが温度変化による膨張率の違いでオイル漏れが
起こり易いんですよね・・・
古いエンジンは良くオイル漏れがありましたからね。
さて、ここまでやれば大丈夫!っと、思っていたのですが・・・
エンジンを掛けっぱなしで様子を見ていると、何か上から垂れてくる・・・
Σ(・ω・ノ)ノ!
オイルです。それもキレイなエンジンオイル・・・(-_-;)
どうもディストリビュータからにじみ出ています。
前回、Oリングは交換してあるので、ちょっぴり信じられない気持ち。
仕方なくもう一度取り外す事にしました。
キャップの内側には飛び散ったオイルの跡と、
流れ出るオイルの痕跡を発見(/ω\)
ここに漏れ出すという事は、Oリングでは無くディストリビュータの
シャフトから漏れ出た事が分かります。
まさかね・・・こんな処から(-_-;)
ディストリビュータ自体を交換するしかありませんので、一番安く対応
出来る中古品を装着。
見事にオイル漏れは止まりました\(^o^)/
ダメなディストリビュータを洗浄してから見てみると、
カーボン製のワッシャーが
一部欠損していました(-_-;)
これは初めての経験でした(;^ω^)
ガタなどは無いので非常に分かり難いです。今後はこれもチェックが
必要ですね。
しかしなが、新品のディストリビュータはもう御座いません(/ω\)
生産が終了しているようです。
修理方法は分かっているのですが、部品が無いので困りものです・・・
苦労はしましたが、これでお渡し出来るようになりました。(^^♪
オイル漏れを予防するには、定期的な早目のオイル交換が必要です。
皆様もご注意くださいませ(^^♪
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