エアコンのお話(^^♪
2013年04月16日
暑い・・・何か、今日は暑かった^^;
車で移動するならエアコンが必要ですね(^。^)
山間部なら窓を開けて走るのが気持ち良いかも(^^♪
谷口です。<(_ _)>
そろそろ、エアコンのトラブルが出て来そうな感じがしていますが、
エアコンの効きが悪い状態で使用していると、
コンプレッサーのON・OFFが激しくなるか、ずっとONのままになったりします。
エアコンの冷媒(エアコンガス)経路に低圧と高圧のスイッチが付いています。
低圧側は簡単に言いますと、冷媒圧力が設定より低下すると
コンプレッサーをOFFにします。
高圧側も設定より冷媒圧力が上がればコンプレッサーをOFFにするのですが、
その前の段階でラジエーターファンを回すこともします。
ラジエーターの前に装着されているコンデンサーを冷やす為です。
コンデンサーの中には、コンプレッサーで高温高圧になった冷媒があります。
高圧になるのは、温度が上がるのと、向かう先が詰まっているからです。
コンデンサーの入口付近では、ほぼ気化状態の冷媒を冷却して液化の促進をします。
エアコンで冷気を出す為には、冷媒を液化する必要があるんです(^^♪
冷媒が液体から気体に変化する際に周りの熱を奪って冷房してるんですよ(^^)v
そして、コンデンサーで液化された冷媒はレシーバータンクに入り、
完全に液化されます。
レシーバータンクの中は、活性炭などが入っています。
不純物を取り除いたりするフィルターの役割もしています。
次にエキスパンションバルブ! よくエキパンと呼ばれる部品です。
これは、膨張弁と言って霧吹きなんかの先みたいな役割をしています。
当然経路は狭くなっているので、ここで冷媒は詰まっています(^^♪
ここを通り貫けるまでは、高圧なんです!
この、エキパンを通ることによって、液体だった冷媒が一気に霧状になります。
ここから低圧の冷媒になるんです。
このままエバポレーターに冷媒は向かいます(^^♪
そしてエバポレーターを通った時に回りの熱を奪うので、冷たくなった
エバポレーターに風を当てることによって、冷えた冷気が車内に出てくるんですよ(^^♪
車内の空気中の水分は冷たくなっているエバポレーター表面で
凝縮されて水滴となります。
氷水の入ったコップの外側に水滴が付くのと同じ原理です。
この溜まった水滴は車外へ出されるようになっています。
これにより車内の除湿も行われているんですよ。
ですので、カビが生えます^^;
エバポレーターを通った低圧気化冷媒は、コンプレッサーに戻って行きます(^。^)
これが、エアコンの冷媒サイクルと言われるものなんです。
結構、簡単で原始的なシステムでしょう^^;
ただ、適正なサイクルを維持するために色々な情報を集めます。
最初に言った低圧高圧のセンサースイッチに車内外の気温を診るセンサー
太陽光を診るセンサーにエバポレーターの温度センサーなどなど、
これらの情報から全てを動かす為の指示を出すコントロールユニット。
このユニットからの指示で作動するリレーやスイッチに指示通りに
動いた事をユニットに報告するアクチュエーター類・・・
沢山付いてます^^;
これだけ部品があれば、壊れる所もその数ありますが・・・^^;
殆どは冷媒量の低下か入れ過ぎです。
俗に言うガス漏れは、酷い場合修理が必要です。
入れ過ぎは、そのままガスの入れ過ぎで量が多いです^^;
だいたい350mlのコーラーの缶2本分のガスがサイクル内に入っています。
これより上回っても、下回っても正常には機能してくれないんですね。
ですので、本来は全部ガスを抜いて、サイクル内を真空引きした後に
規定量を入れる必要があるんです^^;
が・・・少ない状態よりは放置せずに足してやったほうが良いので
そんな時には、ご相談くださいね(^^)v
今回も長くなりました^^;
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