ブレーキの一部です!
2013年03月03日
谷口です<(_ _)>
本日も、稀なのに良くある内容でご紹介いたします。
V70?の修理です!
ブレーキには踏力軽減と制動力アップの為にマスターバックが設けてあります。
このマスターバックですが、エンジンの負圧を利用しておいりますが、
この前から、ちょくちょく登場する電子制御のスロットルバルブが装着
された車は、エンジン始動時にスロットルバルブを開いてアイドル回転を
上げています。
電子制御のスロットルバルブ装着エンジンでは、
アイドリングを調整する為のIACバルブなどは備わっておらず、
スロットルバルブで調整も担っている訳です。
ですので、余談ですがスロットルバルブが汚れてくると、アイドリング
不調などの症状が現れます。
それでなんですが、始動時にスロットルバルブを開けるのでエンジン
の負圧が弱まります。
この状態では、ブレーキのマスターバックは正常に機能することが出来ません。
ですので、この足りない負圧を補助するためにバキュームポンプが
装着されております。
バキュームポンプの作動は非常に簡単なシステムで、
負圧を得る為のバキュームホースの途中に負圧を感知する為のスイッチ
が設けられていて、負圧が減るとスイッチオンしてバキュームポンプを
作動させるようになっております。
ただ、これだけなので壊れたとしても、エラーが表示される事も無く
気付かないままになっている方も非常に多いかと思います。
(車両によりますが、とんでも無いエラーが代わりにでます・・・^^;)
ただ、おかしい? と、気付くのは始動してシフトをDレンジにしたとき
ブレーキが効かない!!
正確には、効いてはいるのですが、通常よりも踏力が要ると言うこと
なんです。
標準でブレンボのブレーキが装着されている「R」
冷機時はかなりファーストアイドルが上がります。
この状態の時、本当にブレーキが効きません(>_<)
一瞬、ヒヤッとして 右足に思いっきり力が入ります^^;
このようになる症状は、バキュームポンプが作動していません!!
バキュームスイッチか、ポンプの不具合です。
それで、今回はバキュームポンプの不良でした^^;
これが、ポンプです。
エンジンルームの見え難いところに装着されている為、なかなか見る
ことはないでしょうね。
この下のフレームにステーで固定されています。
ヒューズもあるのですが、ポンプ専用のヒューズでは無く、他の部品と
併用されているので、見つけ出すのも困難です。
大抵は、O2センサーと併用されています。
なので、O2センサーが悪くも無いのにエラーが出ます。
これが、とんでもないエラーの正体です。
まあ、ヒューズが切れると言う事は、ポンプの不良が濃厚です。
もし、コレを見て 「あっ!!俺のも?!」ってお気付きになった方は、
お早めに修理を行ってくださいませ(^。^)
もちろん、ご相談 お待ちしております\(^o^)/
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