どもです。<(_ _)>

ＦＢ系Ｖ60なんかの2.0リッター４気筒

ガソリン/ディーゼルエンジンですが、

オイル漏れの修理が多いんですよね。(-_-;)

エンジンオイルが漏れますね。

以前のエンジンではオイル漏れって殆どなかったので、

現行車両のエンジンは、また仕様が変わってるようですが、

簡単に交換できるような部分ならよいのですが、

クランクシャフトのシールから漏れるんですよね。

どういう訳か漏れてるシールには表面に傷があります。

通常は殆どの場合、この裏側にオイルポンプがあるのですが、

このエンジンはクランク軸上にはありません。

こんな感じでチェーンで駆動してるようです。

なので、オイルシールが取り付けられている部分は

アルミではなく樹脂で出来た蓋ですね。

悪く言えばプラッチックの蓋なわけですよ。

こんな形をしていてシールだけの交換ではなく一体です。

周りにもＯリングが入っていますが、これから漏れたのは

見たことないです。

熱とかで表面が歪んでクランクプーリー側に近づいたりするから

シールの表面に傷が付くのでしょうか？

画像の場合は樹脂部分には傷はありませんが、

酷いのはオイルシール外周の樹脂も削れてます。

結局、この傷が原因でシールが緩んでオイルが漏れます。

これはガソリン・ディーゼルどちらも同じ仕様で漏れますね。

ただ、ガソリンエンジンの場合はすぐにオイルシールから漏れてるんだと

点検すれば分かるんですが、

ディーゼルエンジになると話が違います。

ディーゼルエンジはカムカバーとタペットカバーと呼ばれる、

エンジンの上をカバーしている部品。

画像は裏返ってますが、この黒いヤツです。

これも樹脂なんですよね。

合成樹脂のゴムがパッキンになっていますが、

これらも熱で変形して漏れますね。

そして、タイミングギヤのカバーなんかはアルミですが、

液体パッキンの性能が低いのか？施工が悪いのか？

ここからも漏れます。

画像の赤枠にアルミのカバーが付きます。

なので、オイル漏れを起こしているディーゼルエンジは

黒いオイルでとにかくベタベタなんですよ。

カムカバーからの漏れは下に落ちていきますからね

下の方にあるクランクシールが漏れているのかどうか、

一旦は上にあるカムカバーのオイル漏れを直さないと分かりません。

上だけ修理して１か月後とかにオイル漏れが止まればそれでＯＫですが、

まだオイルが漏れて垂れてるようならクランクシールも交換します。

クランクシールもフロントだけの話をしていますが、

リヤ側が漏れているとＡＴミッションを下ろす必要があります。

ただ、リヤシールが漏れているのは滅多にないので安心してください。

今回お話した漏れはにじみ程度ではありません。

結構しっかり漏れますので、指摘を受けられた際は早急に修理されてください。

その際は是非、ワンズにもご相談頂けましたら幸いです。

ＴＥＬ：０７２−８８７−３３１１
ＦＡＸ：０７２−８８７−３３１２

 

余談ですが・・・

ディーゼルエンジのオイルが真っ黒いのはススで黒くなっています。

ガソリンエンジンよりも燃焼温度も低いですから、

ガソリンエンジンと同程度の使用期間を経てもオイル自体の劣化は少ないですね。

ただし、ススが混入して蓄積するので、やはり交換は必要です。

そして、国内と海外の車両では規格も違いますので、注意が必要です。

これはディーゼルエンジの触媒に影響するもので、規格外のオイルを使用すると

触媒が詰まります。

国産車ではＪＡＳＯのＤＬ-1と言う規格のオイルを

欧州車ではＡＣＥＡのＣ規格を使ってください。

Ｃ規格にはＣ3とかＣ4と言った指定もあるので車両にあったものにしてください。

これはディーゼルエンジの話ですから。よろしくお願いします。

ガソリンエンジンでも同じ規格をメーカーが指定しているのもありますが、

ガソリンエンジンでは実際に触媒云々は関係ないと思うので・・・

この辺りはご自身でお調べくださいませ。(;^_^A

新しい規格のオイルがエンジンに対していいとは何処にも書いてないのですよ。

色んな闇ですねぇ。