ZB系V60のインテーク清掃
2024年06月28日
どうもです!
お車は車検でご入庫頂きました。
その時にお客様からご依頼を受けました作業内容となります。
車両は現行車両のZB系 V60
こちらのインテークパーツの清掃です。
いつもはディーゼルエンジンでのスス取りで
インテーク系をバラシている作業をご紹介していますが、
今回はガソリンエンジンとなります。
最初にお伝えいたしますが、
通常はスロットルバルブだけの清掃で全く問題ありません。
今回はオーナー様から直々にご依頼頂きましたので、
サージタンクも取り外して清掃しています。
まずはスロットルバルブです。
こちらがZB系のスロットルバルブとなります。
殆ど汚れていない状態に見えるかもしれませんが、
バタフライバルブを開くと汚れが見えます。
洗浄すると、こんなにキレイになります。
如何でしょうか(^^♪
実際にはこの程度の汚れであれば、車両に全く異常は出ません。
この汚れの原因の殆どがブローバイガス還元システムによる影響ですが、
汚れが蓄積すると、隙間が狭くなってきます。
上の画像がニュートラルの隙間です。
この隙間を広げたり狭めたりを頻繁に行うことで
エンジンのアイドリング回転を適正に維持しています。
ですので、この隙間を埋めていくような汚れが付着すると
上手くアイドリング回転を維持出来なくなり、
エンジン不調やエンストなどが異常として発生します。
なので、ここは定期的な洗浄作業が必要となります。
ですが、清掃するにはこのスロットルバルブを
取り外す必要がありますので、作業自体が非常に面倒なものとなっています。
エンジンにとって大事なパーツですから、取付位置が作業性よりも
性能や効率を重視した位置に付けられていますので、
近年は余計に外し難くなっていたりします。
では、サージタンク側です。
これはご参考までにご紹介いたします。
先に洗浄後からご覧ください。
上の画像はスロットルバルブが取り付けられる場所です。
そして次がインテークマニホールド側です。
どちらも洗浄後ですから新品のようにキレイですね。
では次に洗浄前です。
如何ですかね?少し油汚れのようなものが見えますが、
そうなんです。
ガソリンエンジンはこの程度なんですよ。
スロットルバルブと違って、これより酷い汚れがあっても
何ら影響はありません。
ディーゼルエンジンのようにススとブローバイガスが混じったものが
大量に蓄積して穴の大きさを狭く変えてしまう程の汚れが蓄積することは
ありません。
ディーゼルエンジンでも多少のススが溜まっていても全く問題は有りませんし、
実際には程度もので、目視してみないと作業が必要かどうかは分かりません。
ディーゼルエンジンでも今回はスス取りは必要ないですよ。って
普通にありますから、何でもかんでもやらないといけない訳ではありません。
ただ、ガソリンエンジンでのスロットルバルブの清掃はやられておくのがおススメです。
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