SB系V70RにKW車高調取付!
2024年01月27日
どうもです。
旧車系が連続しますが、今回はV70Rです。
?型と言われるSB系のV70Rですね。
850からRの冠をネーミングにもつ最後の車両。
このV70RでRの名前は失われてしまいました。(;´Д`)
以降のモデルからはデザインだけで特別な仕様ではなくなってしまいました。
名前もR-designですからね。
ハイ、今回はこのV70Rの足回りリフレッシュでKWの車高調へ変更です。
標準で4−Cと言われる減衰力自動調整のショックアブソーバーが付いています。
かなり優秀な足回りなのですが、やはり古くなると能力も低下します。
現在このようなショックアブソーバーはコスト面から敬遠されがちで
可変自動減衰力を備えた車両はごく一部ですね。
時代の流れなのでしょうか?
当時はどのメーカーも高出力なエンジンで高機能な装備が流行っていましたからね。
そこを現在のショックアブソーバーを使った車高調整機能を持ったものに交換です。
車高調整機能がありますがら純正に比べてショックアブソーバーのシャフトストロークも
短くなっています。
こうなると、かなり乗り心地が悪くなるかもしれないと思いますが、
確かに大きな変化ではストロークが少ない分、車体は揺れて振動も大きくなりますが、
ショックアブソーバーの性能がよいので細かな凹凸には追従性が良く、
ガタガタするようなこともありません。
それでいてコーナリングではシッカリと踏ん張ってくれるので、
気持ちよく曲がってくれます。
流石に高額なだけはある非常に良いサスペンションです。
組み換えは純正と同形状なので特別困難な訳ではありません。
ですが、V70RはAWD。四輪駆動車なので、リヤの足回りをばらすのは特殊ですね。
電子制御で作動しているので電源のコードが有ります。
これに加えてフロントには上下動を感知するセンサーも別で付いています。
今まで散々ダウンサスとかやって来てるので慣れたものですが、
今回は車高も調整しないといけないのでそこが少し面倒です。
車高調と聞けば簡単に車高を上げ下げ出来ると思われがちですが、
実際は取り外さないと車高を変化出来ないものが多く難儀します。(-_-;)
今回のV70Rでは装着状態で調整が出来ました。
注意点ですが、電子制御部品の一部を取り除いていますので
メーターにはエラーメッセージが出ます。
この場合のメッセージは車検などに関係のない警告灯には入らない部分です。
黄色の!マークは点灯しますが車検にはパスします。
ショックアブソーバーの軸上にコイルスプリングがあるタイプは
ボルボでは少ない形状です。
車体に装着するとこのような状態になります。
次はフロント側です。
形状は殆ど同じですね。
スプリングシートの下側に調整機構が備わっています。
アッパーシートより上は全くの純正と同じで新品を組んでいます。
前後共にシャフト上部に縮み側の減衰力を調整する為のダイヤルが有ります。
車体に組付け後も純正よりクリアランスがあるようです。
この後に四輪アライメント調整をさせていただいて完成です。
今回、V70Rで車高調をご覧頂きましたが、
パーツが存在している車両ならリフレッシュと同時に
車高調を考えられるのも良いかと思います。
かなり高額にはなりますけどね(;^_^A
でもショックだけを交換するのとは全く違った乗り味を手に入れる事が出来ます。
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