どうもです！

季節の変わり目や気温の差が大きいとき、

そして雨の日なんかに出やすいのがベルトの音(-_-;)

これね、しばらく走行すると消えたりして

本当に気分屋なところもあったりする症状なんですが・・・

 

殆どの場合がドライブベルト自体の劣化です。

ただし、ベルトだけを交換しても直らないことも屡々。

ドライブベルトを適正な張り状態にする為に幾つかのパーツが存在します。

ベルトの張りを直接行ってるテンショナープーリーと言われる機構と

ベルトの取り回しに必要なアイドラプーリーとかガイドプーリーと言われる部品。

これらのプーリーの中心部にはベアリングが内蔵されています。

このベアリングのガタによっても、キュルキュルとした音がベルトから出ることがあります。

ベアリングからの異音であれば激しくゴー！とかギャー！なんかの音が出ます。

ではベアリングのへたりで何故ベルトが鳴くのかと・・・( 一一)

これはベルトの当たりが変わってしまうからなんですよ。

少し、ほんの少し許容範囲からズレるんですね。

すると力の掛かり方が内側と外側で変わるんですよ。

これに湿気や温度差で若干ベルトが滑って、キュルキュル・・・・・

ベルトだけ交換しても一時的に音は止まるかもしれませんが、

ベルトの劣化が有るということはプーリーやテンショナーにも劣化が有るということです。

出来れば同時に交換されるのが好ましいと思います。

プーリー以外にもパワステポンプ・エアコンのコンプレッサー

そして発電機のオルタネーターなどが原因でベルトから音が出る事もあります。

このような場合はあからさまに不具合が見られない状態では判断が非常に困難です。

どの部品にも軸にはベアリングがありますが、これだけを交換することは出来ません。

ベルトとプーリーを交換しても音に変化がないようならこの辺りも考えなくてはなりません。

 

それからベルト関係の異常ではなくてもキュルキュル音が出る事はあります。

これはオイルや水の漏れが原因でベルトが鳴いている事が有ります。

パワステやエアコンのコンプレッサーからのオイルがベルトに付着した場合。

冷却水が漏れ出してベルトに付着した場合などは、そちらを修理した上で

ベルトの状態を確認する必要がありますね。

 

ベルトのキュルキュル音と同じようで、少し違うパターンもあります。

それは以前にも掲載した事があるクランクプーリーの剥離です。

これはベルトの掛かる部品でベルトからの音ではない時ですね。

クランクプーリーは分解は出来ませんが内円と外円の間にクッションゴムがあります。

これは双方に溶着されていますが、劣化により剥離してしまうことがあります。

この場合は内円か外円がゴムの上を滑りその時に音が出ます。

これはドライブベルトにダメージが無ければ、クランクプーリーの交換で直ります。

 

如何でしたでしょうか？

ベルトのキュルキュルする音についてお話させて頂きましたが、

状況によっては市販で売られているベルトの鳴き止めスプレーなど

使うと余計にダメな場合もありますし、間違ってもグリース系のスプレーなどは

ベルトに掛けないようにして頂きたいです。

是非こんな時はワンズまでご相談くださいませ！

 

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