V40ディーゼルエンジンのスス取りをしました。
2022年07月08日
どうもです!
今まではV60ばかりでしたが、
今回はV40のスス取り作業をしました。
ご覧のようにいつも凄く積もっていますね。( ̄▽ ̄;)
画像はスロットルバルブと言っていいのか微妙ですが、
ディーゼルエンジンなので回転を制御する為のスロットルバルブでは
ありません。
ディーゼルは燃料の量で回転を制御しています。
これね、エンジンに新鮮な空気を減らす方向に調整するバルブなんです。
これが閉まるとEGR簡単に言うと排気ガスですが、
この排気ガスをより多くエンジンに吸わせる為に用いております。
EGRシステムと連動して作動しています。
それにしても、溜まりますね。
ここはススの入り口付近ですが、奥にはより多くのススが溜まっていきます。
このススはどこから来るの?って聞かれることがありますが、
先ほども書いたように排気ガスです。
マフラーと繋がっています。
この排気ガスの量はエンジンコンピューターからの指示で
EGRバルブなどを開いたり閉じたりして行っています。
排気ガスのNOxを減少させるのが目的なんです。
お忘れかもしれませんが、昔に古いディーゼルエンジン車は東京や大阪を
走れません!って覚えておられますか?(;´Д`A ```
それだけ運用には排気ガスの問題があったエンジンです。
これらを改善すべくいろいろとやって現在に至っていますが・・・
この目的達成では酸素の減少によってスス成分が増加します。(;^ω^)
そして、NOxは減少しますがスス成分が増加するとPMが増えます。
これもなかなかの有害成分です。
PMの減少を考慮するとNOx対策が出来ないと・・・
実は、かなり無理やりな状況で運用しているのがディーゼルエンジン。
ですので、このようにインマニにはススが溜まります。
こんなに通路が狭くなります。
本当はこんな状態ですからね。
中からは画像以上のススが取れています。
ディーゼルは燃料がガソリンに比べて安価ですが、
定期的にこの作業や他にもススが溜まる箇所はありますので、
これらをやらないとエンジンチェックランプが点灯したり、
エンジン音が大きく出力や燃費の低下が著しく起こることを
ご理解いただきたいと思います。
ランニングコストが良いと思われがちですが、
こんな整備が定期的に必要になります。
乗りっ放しや距離が進むとかなり厳しい状況になってしまうと
お考え頂いた方が良いのかもしれませんね。(;^ω^)
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