オイル漏れとエンスト(*ノωノ)
2019年01月12日
どうも!谷口です。<(_ _)>
何だか暖かくなったり、寒くなったりと。
一番イヤなパターンですよね(-_-;)
インフルエンザが流行っているとも聞いています。
皆さん十分気をつ付けて下さいね。
さて、今回は車も風邪のようで・・・(^▽^;)
鼻からオイル漏れです。(;´Д`)
車両はV40CCです。
ブレーキのバキュームポンプが機械式でエキゾーストカムシャフトの
後端に取付られています。
因みに、何故機械式なのかと言いますと。
以前はと言えば分り難いので古いタイプのエンジン燃焼中の吸気する
負圧を利用してブレーキのマスターバックを負圧にしていました。
電子制御式のスロットルバルブはアイドリングの調整もしているので、
冷気時などのアイドルアップ中には負圧が発生し辛い状態になり
ブレーキマスターバックの負圧が足りない状態になります。
少し前の車だとこの状態を補うために電動のポンプモーターが
別に取り付けられていました。
SB系のV70やV50などはこれになります。
ですが、余計な機構を付け足すより機械式ポンプにした方が合理的です。
ですので、最近の車両では負圧を発生させる為のポンプが機械式になりました。
細かく言えば燃費やトルク・パワーの制御なんかで負圧の変動があると
面倒だという事もありますね。
まぁ、こんな感じで付いているポンプですが、取付部分よりオイル漏れです。
接触部分をガスケットで密閉しています。
今回はポンプの付く土台となるベースの方で漏れていました。
ポンプ自体もエンジンオイルで潤滑と密閉をしていますので、
オイルの循環がありますよ。
ベースとポンプ部のガスケット2枚を交換させて頂きました。
オイルの漏れた跡は結構溜まったいますので洗浄が必要です。
そしてもう一つの症状がエンスト(-_-;)
エンジンストールというヤツです。
症状の発生はまちまちでアイドリンで5分ほど放置しておくと
止まっていたり、そうかと思えば全く止まらず。
酷い場合はエンジンを掛けてすぐに止まったりします。
しかもエラーが入らず、止まってしまった後はメーターに
Startボタンを押してくださいとだけ表示されます。(^▽^;)
車検でお預かりして室内灯火装置のチェック中に止まっちゃったんです。
でもちょうど乗車中だったので止まるまでのプロセスが見れて良かったです。
症状はガス欠と同じ状態で止まります。
燃料の圧力が足りず止まってしまうようですが、エラーが出ませんので
フューエルポンプに不具合が出ているのではなく、
プログラムで定められたエンジンの状態に見合った燃料の圧力より
高くなっているので燃料ポンプの回転スピードを落としているようです。
正常ならこの作動はなんら問題ないのですが、
エンジンが止まってしまうのは問題ですね。
実際には燃料の圧力が高いのではなく、圧力を計測しているセンサーに
不具合があるようです。
このセンサーも断線やショートであればエラーとなってしまいますが、
計測ミスの起こる故障ではセンサー基準で車両側は制御しますので、
今回のような不具合が発生します。(;´∀`)
本当に古い車ではこんな事は起こらなかったんですけどね。
センサーとか無いですからね(^-^;
今回の判断も車両の状態を確認出来る機材が必要ですね。
ワンズではコンピューター診断も出来ますのでこのような修理も可能です。
そしてこのフューエルプレッシャーセンサーの交換が大変でした・・・
このエンジンだからだと思うのですが、余計なステーの所為でバラバラです。
外したフューエルプレッシャーセンサーはなんとSB系と同じ・・・
何で?ビックリですよ。
コレって壊れるの分ってる部品だと思うんですけどね(-_-;)
簡単に取れるようにしておけよ!ってツッコんでしまいました。
完成図です。
こんな症状などもありますので、思い当たる事があれば
ワンズまでご相談くださいませ。
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